家についたら覚えのないお花があったんだ
サンタさん?
だいぶん遅れてやってきたね
それもそうか
12月は忙しくしてたからだね
ぼくはこんなサプライズがうれしいよ
ありがとう
ぼくのともだち
最近、缶コーヒーを帰り道に買うことが多い。デザインも男らしいものばかり。
今やいつでもどこでも挽きたてのコーヒーがカップでのめる。それに対して、缶コーヒーは女性的ではない部分もある。
私が好きなのは、缶コーヒーにはロマンがあるところ。缶コーヒーをのんでいる男性は、なんだか動く男のイメージ。体力仕事だったり、営業だったり。実は好きである。
父もインスタントコーヒーと合わせて、よくのんでいた。
「まゆちゃん、微糖よろしく」
PCの画面を見ながら、父は私によくおつかいをたのんだ。そんなシーンを思い出しながら、今日の帰り道も缶コーヒー微糖を買う。
父のレコード
ジャズが好きだったよう
でももうプレーヤーは捨てられてた
今日は父から東北出張のときの話をきいた
陸前高田によく宿泊していたらしい
五能線という電車がいいということも
寝てたいわけじゃないのに
もう昼
あのときの感じと似てる
父は昨日より元気だということ。元気といっても、病室のベッドの上にいて、もう命は短いのだけど。
あったかくなって、またさむくなって。
春の予感を灰色でそっと上塗りして、脳内でぼやかしている。気候も まだ油断するな と私を戒めている。
今の私にできることを。
父のPCで編集していきます。